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ケアマネジャーに定年退職はあるの?定年後も働くためには

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ケアマネージャーとして働いてる方は、そろそろ定年が近づいているという方も少なくないのではないでしょうか?

しかし、定年を迎えたからといって引退をするわけではなく、今後もしばらくはケアマネージャーとして働きたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ケアマネージャーの定年退職が定年を迎えた後も働く方法や、働くための事業所の見つけ方について紹介します。

ケアマネジャーと定年退職

そもそも、ケアマネージャーは定年退職があるのでしょうか?

また、定年退職を迎えても雇用をされている場合などあるのでしょうか?

それらについて解説します。

定年退職を設けている事業所はある

まず、定年退職を受ける事業所が多数あります。

介護保険の事業所では昔ながらの就業規則を用いているところが多く、65歳で定年としており、その時点で必然的に退職ということがほとんどです。

例えば、IT業界などでは定年退職制度などがそもそもない場合もありますが、やはりまだまだ介護業界では定年退職といった制度は当たり前のようにあるのが実情です。

定年を過ぎても雇用されている実情がある

しかし、定年を機にケアマネージャーとして必ず引退しなければならないわけではありません。近年では65歳以上になっても元気に働くことが増えているという背景もあり 、定年後に再雇用されたり業務委託などの形でこれまでと同じような働き方をしているケアマネージャーは多いものです。

実際、居宅介護支援事業者や地域包括ケアセンターに行くと、65歳を超えているケアマネージャーはたくさん在籍していますし、元気に働いている方は多いものです。

定年になったからといって働くことが終わりではないと、覚えておきましょう。

定年を過ぎたケアマネジャーの働き方

では、定年を過ぎたケアマネージャーはどのように働いているのでしょうか?

その実態について解説していきます。

定年を過ぎたケアマネージャーの業務内容

定年を過ぎているからと言って、ケアマネージャーとしての業務内容が変わるわけではありません。

ケアプランの作成、モニタリング、他職種との業務連絡といったこれまでと同様の業務を行っていることがほとんどです。利用者さんも定年を超えているからと言って業務量を減らしてくれるわけでありませんし、関連事業所から見ても一人のケアマネージャーとしてそれまで通り変わらずに働くこととなります。

定年になると業務量が減るイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ケアマネージャーにおいてはほとんど変わらないと覚えておきましょう。

ちなみに、同じ働き方をしていても雇用形態が変わるために給料が減る場合は少なくありません。そちらも考慮しておきましょう。

定年を過ぎたケアマネジャーとしての強み

では、定年を過ぎた場合にはどのような強みがあるのでしょうか。

まずは、豊富な経験が挙げられます。

ケアマネージャーとして長年働いてきた 方にとっては、要介護状態にある方が日々の生活でどのようなことに困っているのか、どのような支援があれば生活しやすいのかなどについて、深く理解することができるでしょう。人の生活を支えるとは経験値がものをいう側面がありますので、やはりこれは定年を過ぎたケアマネージャーの強みと考えられます。

また、年齢から生じる経験値も大きな強みとなるでしょう。定年を超えると体がしんどくなってきたり、気持ちに活力がなくなってきたりする場面もあるかもしれませんが、逆にそれが高齢者の方を支えるためのヒントとなります。定年を迎えたことを負い目を感じる方も多いのですが、実は強みにもなるのです。

さらには、他職種との長い付き合いも大きな強みとなります。ケアマネージャーは、一人で仕事を完結することはできず、ヘルパーや福祉用具貸与事業所、訪問看護ステーションなどの多くのサービスと連携しなければなりません。そんな時に各事業所にどのような特色があるのか、どのようなスピード感をもって動いてくれるのかなど熟知しておくことは、大きな強みとなります。支援に困った利用者がいても、「この事業所なら助けてくれるよ」などの情報があることは現場で大きな助けになります。

定年を過ぎたケアマネジャーのしんどさ

もちろん、定年過ぎてから生じるしんどさもたくさんあります。

まずは、体力的な問題です。ケアマネジャーはケアプランの立案だけでなく、定期的に利用者さんのところを訪問しなければなりません。その時に、自転車やバイクを使うといったことも少なくないため、炎天下の中や極寒の中での移動がとても大きな負担となることもあります。また、要介護状態にある方の自宅では、冷暖房をなかなかつけないなどの特徴もあるため、それも体にとって大きな負担となるでしょう。そのため、定年を過ぎてしばらくして、やはりしんどいからと退職することも少なくありません。

次に、パソコンなどの扱いに関する問題です。 ケアプランの作成などはパソコンで行うことが通常であり、パソコン画面を見つめることが徐々にしんどくなると言っているケアマネージャーは少なくありません。さらに、近年では AI がケアマネージャーの業務をサポートしてくれるなどがニュースになっており、今以上にパソコンを用いた業務を行うことが考えられています。特に、新しいソフトやデバイスを使うことなどは大きな負担となっていることが現場で散見されます。環境の変化に適応していくこともしんどいところです。

定年を過ぎてもケアマネジャーとして働くために

では、定年を過ぎた後にもケアマネージャーとして働くためにはどうすれば良いでしょうか?

ここではその具体的な方法について考えていきます。

定年後も働きやすい事業所を見つけよう

先述したように、定年後にケアマネージャーと働くには多くのしんどさがあります。そのため、定年後にも働きやすい事業所を見つけることがとても大切です。

具体的には…

  • 通勤が多くの時間かからないのか
  • モニタリングなどでの移動は徒歩や車などの体に負担のかからないものになっているのか
  • ケアプラン作成などで使うシステムやアプリはこれまで使ったことがあるものなのか
  • 一緒に働くケアマネージャーや管理者が定年を超えたケアマネージャーに対して理解があるのか

これらがチェックポイントとなります。

居宅介護支援事業所や地域包括ケアセンターは、事業所によっては若いスタッフが多い場合や山間部の利用者係を担当している場合などがあります。あらかじめ、定年後にも働ける環境であるかを確認しておかないと、働き始めてかなりしんどい状況になってしまいます。

時短やパート勤務も検討しよう

ケアマネージャーとして働くには、正社員じゃなければいけない理由はありません。

定年を機にゆっくり働きたいという方や、それほど稼ぎはいらないからほどほどでいいと思う方もいるでしょう。あなたが理想とする働き方は、実は正社員ではないことも視野に入れてその上であなたに合った働き方を見つけるようにしましょう。

実際、週に2回のパート勤務にしているケアマネージャーなどは多数おり、「これぐらいでいいと思う」と、都合よく働けているケースは少なくありません。

自分で開業することも視野に入れよう

ケアマネージャーとしての経験豊富な方であれば、自分で居宅介護支援事業所を開業することも選択肢の一つでしょう。

利用者のモニタリングやケアプランの立案は大変かもしれませんが、人材マネジメントや管理業務を中止になればまだまだ働けるといった方も少なくないはずです。

自分で開業するからこそ実現できる、ケアマネージャーの働き方や要介護状態にある方へのサポートもあります。

ただし、自分で開業するとなると、法人を設立することや銀行から融資を受けて事業所を構えること、ケアマネージャーを集めたり利用者を集めたりすることなどで別の大変さも発生します。もし、開業を考えている方であれば、出来るだけ早めに開業する事が良いでしょう。

転職エージェントを活用して転職しよう

あなたにぴったりの事業所を見つけ出すにはどうすれば良いでしょうか?

ここで活用したいのが転職エージェントです。転職エージェントとは、転職をサポートする専門家のことで、あなたがどのように働きたいのかなどを一緒に整理しながら、あなたにとってピッタリの事業所を一緒に探してくれます。一人ではなかなか見つけることができない事業所の情報も、転職エージェントを活用することでうまく見つけることができます。

手厚くサポートしてくれるにも関わらず、利用は無料です。ケアマネージャーとして定年後も働くことを考えている人は、できるだけ早く活用し、良い事業所を見つけるようにしましょう。

おわりに

この記事では、ケアマネージャーの定年退職が定年を迎えた後も働く方法や、働くための事業所の見つけ方について紹介しました。

ケアマネージャーは、定年を超えても働いてる人が多く、経験や年齢を活かした働き方もできる職種です。そのため、良い条件の良い事業所を見つけることが出来れば、長く働くこともできます。まずは転職エージェントを活用し、あなたが定年後まで働けるような事業所を探してみましょう。

現在では人生100年時代と呼ばれ、65歳を超えてからもまだまだ働かなければなりません。早いうちから65歳を超えても働ける事業所を見つけることは、人生を生きる上で大切になるでしょう。

ケアマネージャーとしてのキャリアプランだけではなく、人生プランを考える意味でも、65歳を超えた後のケアマネージャーとしての働き方を考えてみてください。

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